2015年08月15日

芸術祭どこを観ればいいの!という方にこっそり教えます。Ver.1

本気で作品周っても3日じゃ足りない!
東京23区より広いスペースに点在する芸術作品。

時間がある方は是非、すべての作品をご覧になっていただきたいところですが、
時間がある方ばかりじゃありませんから、
「とにかくハイライトな作品を観てみたい」、「どこに行ったらいいの?」という方に、

この方のおススメなら間違いない
ハイライト情報・ポイントを貴方だけにこっそりと?お教えします。

今回のVer.1では第6回目の大地の芸術祭の視点・ポイントを教えていただきました。


おばさんこへび?? たまきゆきこさんからのメッセージです。
(じつは新潟県産業労働観光部観光局観光振興課長・・・県庁の観光の偉い人なんです)
芸術祭どこを観ればいいの!という方にこっそり教えます。Ver.1


お世話になっておりますみなさま へ

わたくしも、ほんとうにささやかではありますが、今回の芸術祭準備はまだ雪の残る頃から、都合の付く休日に作業や、ガイド研修などに参加させていただいて参りましたが、第6回目の今回、まちがいなく、ものすごくおもしろい!
総合ディレクター・北川さんは、説明会などで「空前絶後」と仰っておられましたが、わたくしには、「原点回帰」のように思えます。

今回のトリエンナーレに関わられる、音楽プロデューサー・小林武史さんはインタビューで、「今、世の中には、合理性や経済性をベースにみんなの歩調を合わせるような音楽が溢れています。
もちろん僕自身、そうした音楽の『マス化』を担ってきた一人。なので、そのことを否定するものではないのですが、音楽にはそれとは別に、ある個人と世界とのプライベートな関係性を変えるような、人々の間にささやかな『共振』や『共鳴』を生み出す、そんな昔からある、もしかしたら本来の音楽のあり方に近いものに、今あらためて目を向けたいんです」と。
http://www.cinra.net/review/20150610-echigotsumari

北川総合Dは、
「大切なのは意見の違いではなく、『遊び』の感覚や、『わけがわからないけれど面白いもの』への興味をもとに、違う思想の持ち主が関わり続けること」
「『大地の芸術祭』は、観る展覧会であるよりも先に、1つの「旅」なんです。
山間部に散らばる作品の間を、車で数十分もかけて移動しなくてはいけない芸術祭の体験は、まさに非効率そのもの。
しかし、子どもからお年寄りまでもが一緒になって、作品について「わからないねえ」「あんなの僕でも作れるよ」と語りながら山を巡ることは、それ自体とても楽しい。本来的な意味での旅が失われている現在にあって、そんな不便すらも楽しめる場であることが、『大地の芸術祭』の大きな魅力なのだと思います。」と。
http://www.cinra.net/column/echigotsumari-guide?page=3            

つい先日、日大芸術学部彫刻科コースの皆さん&鞍掛教授の、圧巻の作品の「最後の一刻」の場に一緒にいられる幸いを、いただきました。
ひとつの作品を見ても、あなたとわたし、とでは、異なる印象、意見を持つ。同じにはならない。だからこそ、妻有ではぜひに、だれかと話をしてみて欲しいのです。だれかと一緒に、あるいてまわってみて欲しいのです。
宮本常一氏が、こどもたちのために執筆した「ふるさとの生活」(講談社刊)。今回のトリエンナーレを前に、改めて再読しました。
「それは例えばよその土地ではこんなふうですよ、あなたの土地ではどうですか」
そんな問いかけがたくさん並んでいて、文字からあふれでてくるのは、長い歴史の中で、さまざまな辛酸が沢山あったであろう、そしてまた、甘苦渋もたくさんあったであろう、市井の暮らし、普通の人たちのこと。文書や文献、研究論文でもわからない、生きた生活のしらべ。
あなたはどうですか・・・アーティストたちが越後の土地、妻有の気候風土のなかで、感じ取った心証を、せいいっぱいに、この土地に描き出すこと。その真摯さが、訪れる人々を饒舌にさせるし、その土地に生きる人々を詩人にさせる。「わたし」を語るだけではなく「あなたは?」と、「私」と向かい合う「他者」を想う。

ヘイケボタルとゲンジボタルが共に飛ぶこの地は東と西を結ぶ道が古来よりあったところです。
北陸新幹線と上越新幹線とをつなぐ路でもあります。

今夏、ぜひに「旅をするたのしみ」を、にいがたで!

にいがた・おばさんこへび・たまき ゆきこ 拝
(勤務先:新潟県観光振興課)


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Posted by ひなの宿ちとせ社長 at 12:56│Comments(0)山遊び祭り
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