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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2014年07月31日

8万4千年分の温泉資源⁈

化石海水と言われている貴重な松之山温泉。

松之山温泉全体で毎分500㍑の化石海水を使用したと仮定したら、

いったい何年持つのか?

とても興味深い内容ですね〜。


本日、今年度初めてであり、3回目を数える

温泉発電システム実証実験に係わる検討会議が開催されました。




産官学民における検討会は、非常にアカディミックであり専門的な事柄ですが、

こと、温泉の発電利用に関しての検討ですから、地元民にとっては解りやすく進めてもらわないと困るわけです。

これまでのバイナリー発電実証実験での経過や、源泉井戸のモニタリングなど、調査も報告も丁寧に進んでいます。



その中で今日一番興味深かった内容がコレ↓


松之山温泉貯留構造調査。


まさに、化石海水である松之山の温泉は、地下資源としてどれ位あるのか?

何年くらいもつのだろうか⁇ ってことの調査なわけです。


当然ながら地下に穴を掘って調べてこれるわけはないので、

これまでの研究や、調査事項、そして参考文献等から、

仮説を立てて計算していくのだそう。


もちろん、以前「化石海水説」を発表された

新潟大学の渡部先生の地質調査も基になって計算されたそうです。



それが、約8万4千年


それって本当?


いや、絶対ではないとのことですが

それが地質学の見地からの調査研究、あくまでも仮説なのだそうです。

詳しくはここでは書けないので、もっと知りたい方は資料をお見せしますよ。


調査結果を信じる信じない、なんて議論でもありません。

ましてやスパンが長いとか短いという議論でもありません。。


率直に、バイナリー発電の実証実験によって

地域の成り立ちや、温泉と密接に関わりを持つ

地質のメカニズムを勉強できることが素晴らしいと感じています。


地元委員からも、

今だから話せる天然ガス利用の内緒話しや、

その昔、温泉委員会を通さずして進めたといわれる、当時の首長における強引な温泉掘削の話などなど。

とても会議の議事録に残せない話もチラホラ。


松之山温泉における余剰源泉でのバイナリー発電も温泉熱利用も、

地域のこれまでの価値を変える匂いがプンプンしてきます。


このタイミングを大事にしたいと思う今日この頃です。

  
Posted by ひなの宿ちとせ社長 at 21:30Comments(0)ここならでは